Information/お知らせ
ようやく秋めいてまいりました。
しばらくお知らせ更新が滞っていましたが、また再開いたします。
アポテカケモのメーカー、ロッチォーニグループでは、各国でユーザー病院さんの数が4施設を超えるころから、年に一度ひとところにお集まりいただき、いろいろなディスカッションをしていただく場を設けています。
日本でも、ユーザー病院さんのご賛同、ご協力を得て、2025年10月はじめに第1回のナショナルコミュニティを開催することが出来ました。
各病院さんから2~3名の薬剤師先生方においで願い、ミーティングでは、アポテカケモの稼働、操作、私どもへのご要望など、様々な項目にわたり中身の濃いディスカッションをしていただけたと思っております。
今後もこうした活動を地道に続け、アポテカケモをさらによく知っていただき、その使い方などの工夫を皆さんで共有していただければ、と願っております。
私どもも、皆さまから出されましたご要望は真摯に受け止め、より良いアポテカケモ作りをめざして精進するつもりでおります。
皆さま方にも、このナショナルコミュニティでお会いできるのを楽しみにしております。
おかげさまでロッチオーニ社の抗がん剤調製装置アポテカも、日本では首都圏での設置が進み合計7台が稼働中です。
調製数を上げるには、ロボットによる調製薬剤の種類を増やしていただくことが一番の近道でして、各ユーザーさんはご自身のご計画に沿って推進されています。
週平均の調製数をみますと、多い病院さんで200調製を超えていらっしゃいます。(稼働時間は大体午前8:30ないし9:00から、午後2:30から3:00ぐらいまで)
時間当たりの調製数は10~12調製(1調製当たり5分前後)ですので、装置としてはまだ余裕がある状態と言えます。日本では診療時間の関係もありなかなか難しいところですが、お隣の韓国では1週間に300~400調製やられている病院さんもあります。
アポテカは昨年末まで、全世界24か国、107の病院、施設で140台稼働しており、さらにその数は増加中です。
抗がん剤調製の自動化は、安全の確保のみならず、薬剤師さんの業務効率推進、お使いの薬剤や消耗品のコスト低減につながり、病院経営に貢献するものと確信しています。
お呼びいただければ全国各地どこへでもご説明に参上しますので、ぜひお早い機会に装置ご導入のご検討をお願いします。
海外では珍しくありませんが、日本では初めて1つの病院で2台のアポテカ導入がありました。
埼玉医科大学国際医療センターでは2台のアポテカを今年同時導入。今月薬剤師のロボットトレーニングを終えて臨床使用に入りました。
使い方の点でまだ調整事があり、本格稼働は年始明けになります。
厚労省が推進するDVOを踏まえ、日本もいよいよ抗がん剤調製の自動化が進むものと期待されます。
東京では2件目のアポテカ導入があり、本日で情報連繋、トレーニングが終了、明日より実稼働に入られます。
この病院さんも永らく調製自動化の検討にご熱心でしたが、ようやく実現の運びとなりました。
自動調製する薬剤を徐々に増やしながら本格稼働に入られるご予定です。
これを機にロッチオーニジャパンも東京にサービス拠点を設けることになり、サービスの拡充を目指してまいります。
情報連繋でも、上位システム(院内情報システム)と直接やり取りさせていただき、この面での自信のほども深まりました。
調製自動化をご検討の皆様にも、早期実現をお祈りしております。
横浜市立大学附属市民総合医療センターで6月から臨床稼働が始まっているアポテカで、調製する薬剤の種類が増え、週に170調製をこなすまでになっています。
今後さらなる調製数の増加が期待されるところです。